スタジオ・ウォッチャー

Studios Watcherは、映画『アベンジャーズ』シリーズなどのMCU/マーベル・スタジオについて、"見応え"のある情報を発信します。

MCUの今後について、マーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギが語る【マーベル】

マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギが、「ワンダヴィジョン」、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」、そしてMCUの今後についてのインタビューに答えた。

「ワンダヴィジョン」まるで毎週が新作を公開する週末のよう

私やマーベル・スタジオの全員にとって、他と違う非常にユニークな方法でユニバースを拡大しキャラクターを深く探求することは、創造するエネルギーの爆発です。最初の配信シリーズである「ワンダヴィジョン」を見ればわかってもらえると思います。ディズニープラスのおかげでMCUにとって非常にエキサイティングな時間を過ごせました。

「ワンダヴィジョン」への反応は素晴らしいものでした。まるで毎週が新作を公開する週末のようでした。以前は劇場で見た観客の反応をオンラインで見ていたので。それと同じです。夜更かしして反応をリアルタイムで聞いたり見たりするのは楽しい。毎週新作が配信される中で週毎に対話を提供するようにシリーズをデザインしましたが、そのことはまさに私たちが望んだとおりに明らかになっていきましたね。もしそうではないシリーズを作りたければ別のバージョンを考えました。でも皆さんに楽しみにしてもらうなら、エピソードの最後にフックがある方が良い。よりペースの短い週毎の構造でも、映画の最後のようにフックを描き続けるつもりです。何か他の新しい方法が見つからない限りは。

このプロジェクトで得た最大の賛辞は、何年もたくさんそう言ってもらえて非常に幸運ですが、「この手の映画は好きではなかったり、コミックを一度も読んだことはないが、OOは本当に面白かった」というものです。「ワンダヴィジョン」はその最たる例ですが、準備中の「ファルコン&ウィンターソルジャー」を含めてそういう作品はたくさんあると思っています。MCUのファンもそうでない人も楽しめる。少なくともそれが私たちが常に目指す目標です。

ドクター・ストレンジ』続編へと繋がる

既に発表されているように、「ワンダヴィジョン」でワンダを演じたエリザベス・オルセンは『ドクター・ストレンジ』の新作に出演します。監督のサム・ライミ、Michael Waldron、チームとは何度も話をしました。この映画は「ワンダヴィジョン」を見た人のために作る必要があるが、もっと重要なのは、見たことがなくて『アベンジャーズ/エンドゲーム』で最後にワンダを見た人や、まだ見たことがない人のために作らなければならない。必ず理解の幅が異なってきますが、MCUの世界に足を踏み入れる障壁を作りたくないのです。

MCUの面白いところはもちろんシリーズや映画の間のクロスオーバーです。常にストーリーに基づいていて、ときどきシーズン2を作ったり、別の作品からシリーズに戻ることもあります。「ミズ・マーベル」を発表しましたが、このキャラクターはディズニープラスでのデビューの後、『キャプテン・マーベル』第2作に登場予定です。しかしその他のシリーズについてもシーズン2を考えています。

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私たちは映画を作るときと同じ方法でテレビシリーズを作っています。つまり、ある映画を作るとき、パート2や3があれば良いと思っていますが、続編の要素をパート1には入れていません。人々を惹きつけ、楽しませ、また物語の続きが見たくなるようにしようとしているのです。テレビシリーズに取り組むときも同様です。

私はあまりに長い間マーベルにいるので、「ワンダヴィジョン」の次のシーズンがあるかという質問について、はっきりイエスともノーとも言えません。ただしちょうど撮影を始める別のテレビシリーズについては、ドクター・ストレンジに繋がる)「ワンダヴィジョン」よりももっと直接的にシーズン2や3に繋がるような構造を想定しています。ディズニープラスのおかげで、楽しくて、エキサイティングで、アドレナリンが湧き出るような創造性を発揮できているし、全く新しい物語になります。おそらくいつか5シーズンのテレビシリーズについて話せると思いますが、今のところは最高のシーズンがお届けできるように集中しています。

全6話で描く「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」

ファルコン役アンソニー・マッキーが語ったように8時間にはなりませんが、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」は全6話です。物語についてですが、簡単に言うと私たちはそれほど区別していません。映画にもテレビシリーズにも目標は高く設定していて、常に目標を超えようとしています。「ワンダヴィジョン」で分かったように、もちろん週毎に物語を明らかにしていくことに利点はあります。しかし私たちはテレビシリーズでも映画の経験ができるように作っていて、時には今後のヒントを隠しています。毎週のシリーズでそういうことができるのは楽しいですが、全く同じように高い目標を設定して、観客が映画館に行くときや、ディズニープラスで配信が始まるときと同じように期待に応えようとしているのです。

ファルコン/サム・ウィルソン役アンソニー・マッキーとウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ役セバスチャン・スタンは素晴らしい俳優で、彼らが演じるキャラクターについて物語や背景、個人的な話がまだまだあると思わせてくれます。だからもっと二人について知りたくなるのです。『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』や『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』では互いの関わりがほとんど描かれませんでしたが、『シビル・ウォー』の日常シーンでは彼らが大親友のキャプテン・アメリカと同じように親密であることがわかります。それは非常に面白く、ダイナミックでした。機会があれば二人のショーを見たいと思っていましたが、ディズニープラスが遂にその機会を与えてくれました。

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MCUのこれからとディズニープラス

「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」が2021年3月19日(金)に配信されます。もちろん6月11日には「ロキ」、そしてそのすぐ後には初のアニメシリーズとなる「ホワット・イフ…?」が始まります。「ミズ・マーベル」制作が間もなく終わり、ホークアイを撮影しています。数週間後からは「シー・ハルク」の撮影が始まり、その後は「ムーン・ナイト」のオーディションがあります。

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新型コロナウイルスの映画業界の影響については)実際、もちろん誰も望んではいませんでしたが、MCUの物語を描くという点に限っては影響がなかったのでラッキーでした。アベンジャーズ/エンドゲーム』と『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』を公開し、「インフィニティ・サーガ」を完結させていたので。私たちが今取り組んでいるのは「ワンダヴィジョン」のようなキャラクターの再紹介と新事実の探索、『ブラック・ウィドウ』のようなある特定の時間の探索、そして『シャン・チー/レジェンド・オブ・テン・リングス』や『エターナルズ』のような新キャラクターの探索です。そのため物語を描く影響はそれほどありませんでした。

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今後は、ディズニープラスのシリーズ制作を開始した何年も前から準備していた、テレビシリーズでキャラクターを追いかけ、彼らがどのように変化し、映画とどのように関わり、どのようにテレビシリーズに戻ってくるのか、全てをディズニープラスで見届けることができるのが非常に楽しみです。「アイ・ラブ・ルーシー」や「ディック・ヴァン・ダイク・ショー」が好きな人たちが「ワンダヴィジョン」を見て、「彼らが話している他のマーベル作品ってどんなものだろう」と思っても、ディズニープラスにはフェーズ1、2、3の作品が揃っているのです。ファンや特に新規ファンにとって素晴らしい環境だと思います。

ドラマ「ワンダヴィジョン」全9話はディズニープラスにて独占配信中。ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」はディズニープラスにて2021年3月19日(金)より日米同時配信開始。

Source: SFN+ | Wanda Lust: What’s Next for WandaVision, The Falcon and the Winter Soldier, and the MCU - The Companion